2024年度の北海道TVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

65.5 1 2024年度の北海道アニメランキング1位
道産子ギャルはなまらめんこい(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (166)
462人が棚に入れました
東京から北海道北見市の高校へ転校した四季翼は、真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、道に迷っていたところを助けられる。 同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに! 距離感近めで、天真爛漫な美波に、翼のココロはドキドキしっぱなし。 でも、何も知らなかった北海道のことが、美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。 やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……? なまらめんこい<とってもかわいい> ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

見た目はギャルで軽そうなんだけど実は純朴

北海道北見市出身の伊科田海による原作漫画は、『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中(既刊12巻、原作未読)。
アニメは全12話(2024年)。『最近雇ったメイドが怪しい』と同じ監督と制作会社の組み合わせで、SILVER LINK.とBLADEの共同制作。放送はテレビ東京系列。
ちなみに、SILVER LINK.は、同時期に『佐々木とピーちゃん』も手がけており、この作品の湊未來監督が『道産子ギャル』の総監督も務めている。
非道産子の知人が「道産子」繋がりで私に勧めてくるので観始める。
(2024.3.26まとめ、3.27大石さんが頑張っていると思ったので音楽の評価を上げました(笑))

あらすじは、北見を舞台とした、東京から引っ越してきた男子高校生・四季翼(しき つばさ:CV.島崎信長)と、「道産子ギャル」の女子高校生・冬木美波(ふゆき みなみ:CV.佐倉綾音)、3話から登場するゲーム好きの清楚系美少女・秋野沙友理(あきの さゆり:CV.花守ゆみり)、6話から登場する翼の家の隣に住む和服好き優等生で高校の先輩・夏川怜奈(なつかわ れな:CV.上田麗奈)とのラブコメ。

本作のメインヒロインである美波は、ギャルだからなのか純朴だからなのか母親の影響なのか、とにかく翼に対してグイグイ行く。他のヒロインも押しが強め。

美波の魅力は、見た目はギャルで軽そうなんだけど実は純朴というギャップ萌えなところだと思う(オーイシさんもOPでそう歌ってたし…)。


本作は、タイトルに「道産子」と入っているものの、ネイティブ的には、後述するように北海道弁の再現度のクオリティは微妙。

もっとも、観光地として海外でも大人気の北海道。本作は、そのご当地紹介も兼ねていて、「誇張はある」ものの「北海道あるある」ではあるので、方言などに違和感のない非道産子にとっては、観光案内としていいかも。


【音楽】
OPのオーイシマサヨシによる「なまらめんこいギャル」(作詞・作曲・編曲:大石昌良)がキャッチー。


【本作の北海道弁に関する「一」道産子の見解】
明確な方言指導の表示はなし。一応、美波役の佐倉綾音さんと元同じ事務所の同期でクラスメイトの松尾役で出演している松岡禎丞さんが北海道帯広市出身なのですが、ほぼ出番なし…

細かいイントネーションなど全体的に北海道弁に寄せるというより、「なまら」、「したっけ」、「そだねー」(2022年冬季オリンピック・カーリング日本代表で一時期話題になったように意外と道民気づいてません(笑))、「ゴミを投げる」、「語尾の~しょ」、「よっかかる」、「見ささる(自然と見る)」といった単語のみ方言を使う感じ。
(道産子あるあるとしては、道産子は標準語を普段話している(あまり訛っていない)と思っているので、微妙な標準語と異なるイントネーションやアクセントの違い(例えば、「幼稚園」や「椅子」のアクセント)や、ふとした方言を道外でそれなに?と指摘されて気づくことがよくあります。私も思わず「そのゴミ投げて」(※「捨てて」という意味)と言ってしまい、言った相手にぽかんとされたことがあります(笑))

台本や制作側の指示通りのはずなので、声優だけのせいではないですが、ネイティブ的には、他の方も触れられている通り、方言のイントネーションや間の取り方、方言の使い方に違和感がありました。

特に「なんもなんも」は、イントネーションが違うと不自然なので、セリフとして言わされてる感が出てきてしまう(回を重ねるごとに方言が少しずつ上手くなってきたとは思いますが、初回の北海道弁を聞いて断念したという他の道産子もいたので、道民の支持は得られなさそう…。)。

もっとも、違和感があるのは日本の全人口の1割にも満たないので、方言のリアリティを追求するより人気声優の配役を重視したのかもしれません(海外の人も方言はわからないですからね)。

ただ、配役重視だとしても、本作の売りの1つは「道産子」だと思うわけです。
そうだとすると、他と差別化するためにも、ふとした瞬間の感情の吐露として方言を用いると、シチュエーション的にも素がでやすいし効果的なので、もっと方言をあざとく使うくらいで良かったんじゃないでしょうか。
確かに、そんな「なまら」連呼しない、なんならバカにしてんのかっていう話は、私も道産子なのでよくわかるのですが、どうせリアルの方言に寄せる気がないなら、そういう方向で振り切るのもわかりやすい1つの表現としてアリだと個人的には思います。
(リアリティは犠牲になりますが、あくまで創作物(フィクション)であって現実世界の切り抜き(ドキュメンタリー)ではない。例えば、8話で焼肉を食べた美波が「なまらうまいっしょ」って言ってましたが、実際にあまりいわないとしても、非道産子が求めてる方言の使い方って、おそらくこういう感じなのでしょうし。)


原作未読なので違うのかもしれませんが、原作通りのセリフなのだとしても、アニメでは漫画と違って音声が付く。
「声」という漫画にはないアニメの強みを活かすためにも、もう少し「方言」にこだわった方が良かったのではないかと思いました。


【ネタバレ有りの感想】
{netabare}全体的に登場人物の心理描写などが薄いので、どうしてその行動をしているのかについて深みが感じられず、単線的に感じました(例えば、 翼がピアノを弾けることを隠していたとか、美波がその曲が好きだったといった伏線が張られていないので、落ち込んだ美波を励ますために翼がピアノを弾くというシーン自体は素敵なのだけれど、それ以上の感動はないみたいな感じ。)

ハーレムものとはいえ、メインを張るヒロインを視聴者が好きになれるかが結構重要だったりするわけですが、上で書いたように心理描写が薄いので、翼たちが「何かに頑張っていてかっこいい」と思っていたと言われても、美波が翼を好きになっていく過程(その逆の翼が美波を好きになる過程も)がちょっと説得力足りなかった印象。

個人的には、3人のヒロインの中だと秋野沙友理が一番共感できたかなあ。


漫画原作者が同じ道産子ということで応援したい作品だったし、道産子+ギャルというキャラクター、ご当地紹介といった他の作品との差別化を図れる強み自体はあったので、もったいないなあと思いました。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

東京から北海道、北見市へ 偶然出会ったギャルは同じクラスで隣の席!? 

この作品の原作は未読です。
元々、あやねるが主演を演じると知って視聴を決めた作品でしたが、ゆみりん、麗奈ちゃんボイスも堪能できるという、声優さんの起用にメッチャ美味しさを感じてしまいました^^;

北海道には旅行や出張でしか行ったことがありませんし、行ったのも道南の方だけなので、更に北の方はもっと寒さが厳しいんだろうなぁ、と思います。


東京から北海道北見市の高校へ転校した四季 翼は、
真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、
道に迷っていたところを助けられる。
同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに!

距離感近めで、天真爛漫な美波に、
翼のココロはドキドキしっぱなし。
でも、何も知らなかった北海道のことが、
美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。
やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……?

なまらめんこい<とってもかわいい>
ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

2024年冬アニメは、兎に角あやねるボイスを聴く機会が満載だった様な気がします。
wikiをチラ見したところ、主要登場人物を演じているのは3作品なんですけどね。

さて、この作品は東京から初めて北海道に移住して来た主人公である四季 翼が、クラスメイトやご近所の方と親交を深め、キャッキャウフフな日常生活を描いた作品、と言っても過言では無いと思います。

そう…言い換えると、この作品は3人のヒロインのうち、誰を推して視聴するかで受ける印象の変わる作品と言えると思います。

3人のヒロインを公式サイトのキャラ紹介欄を踏まえて以下に記載します。

冬木美波(CV:あやねる)
翼が引っ越し初日に、道に迷っていたときに出会う道産子ギャル。16歳の高校1年生で、翼と同じ学校に通っている。
誰にも距離感近めの明るい性格だが、実は心の奥底にピュアさも秘めており、ホメられるとすぐ照れる。
ちなみに氷点下でも生足&ミニスカートがデフォ。

秋野沙友理(CV:ゆみりん)
翼や美波のクラスメイトで、南は黒髪清楚系ギャル(!?)と呼ぶ。
クールでとっつきにくいと思いきや、実はゲームが大好きな恥ずかしがり屋。
自分を変えて友達を作りたいとも思っている。
北海道育ちだが、両親が使っていないのもあって方言では話さない。

夏川怜奈(CV:麗奈ちゃん)
翼が住む家のお隣さんで、2年連続ミスコン優勝、入学してからずっと学内テスト1位という才色兼備なセンパイ。
和柄のカチューシャに扇子を持つのもトレードマーク。
歴史全般が好きで、特に和服を見ると理性が保てなくなるフェチがある。

という感じです。
3人とも可愛らしいし、彼女たちの長所が前面に押し出されているので、それぞれ違った魅力が感じられると思います。
まぁ、王道ならあやねる演じる美波ちゃんを推すべきなんでしょうけれど、ゆみりんの演じるキャラも相当にカワイイです。
序盤はそんな感じで視聴していたのですが…
中盤に登場してきた麗奈ちゃん演じる怜奈先輩は反則級の可愛らしさで、何かも色々と持っていかれてしまいました(〃ノωノ)

本来先輩の持つ奥ゆかしさと麗奈ちゃんボイスが融合するんですよ。
しかも和服姿がヤバいくらい似合っているんです。

でも、3人は可愛いだけじゃなく、自分の弱さや脆さなどをちゃんと自覚していて、それらから決して逃げずに向き合っている点…
或いは、刺激を受けて自分自身をより成長させようとする姿が見えるのも高ポイントだったと思います。

という訳で、完走して振り返ってみると、私は怜奈先輩推しだったんでしょうね。
和服フェチの発動場面だてちょいちょい見ましたが、マイナス要素が微塵も無かっただお思いますし…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、オーイシマサヨシさんによる「なまらめんこいギャル」
エンディングテーマは、亜咲花さんによる「わやわやわー!」
本作品で唯一気になったと言えば、オープニングテーマに合わせたバックダンスでしょうか。
あのキレッキレのダンスには、この作品との違和感を感じずにはいられませんでしたけれど…^^;

1クール全12話の物語でした。
因みに最終回のサブタイトルは「君がいないとなまらいずい」でしたが、「いずい」は北海道ではありませんが私の地元でも使っていた方言だったので、少し懐かしさを感じました^^
総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

よこちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

なまらって言いたいだけ

北海道が舞台と言うことで楽しみにしてたんですが、ただ雪があるだけで別に北海道感はないですね。
確かに北見市ってあまり観光スポットがないイメージ(ごめんなさい)なんですが、そこをせっかく舞台にしたんだしあまり知られていない北見市のいい所とかあるはずだから、少し地域貢献型アニメにしても良かったと思いました。

と言うのもラブコメですが内容が薄い、どうでも良い話が多いのでご当地話でも入れてくれないと飽きます。あやねる、花守ゆみり、上田麗奈を起用しても限界を感じました。
それに加えて作画がイマイチ、主要キャラ少ないのに動きも少ないし、話終わったキャラ腕あげたままフリーズしてたり不自然。キャラ絵も原作通りなのかもですが微妙。

ちょっと中高生向け感がすごいですね。
とりあえずヒロインは巨乳にしとけみたいな。
終盤の急展開も何故その場所でその期間なのか謎。

平均満足度3.0未満なので私はお勧めしません、
文句ばかりのレビューになりごめんなさい。

2024年5月28日
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

65.4 2 2024年度の北海道アニメランキング2位
スナックバス江(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (80)
224人が棚に入れました
北海道札幌市にあるスナック「バス江」は、リーゼントにサングラスをかけた厳ついママと破天荒で毒舌なスタッフ・明美の二人によって回っている。上司に連れられてスナック「バス江」を訪れたサラリーマン・山田は、そこの騒がしく型破りな接客に振り回される。時にサラリーマンが、時に常連が、時に強盗がスナック「バス江」を訪れ、接客をする明美たちは様々なトラブルを引き起こしていく。

薄雪草 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スナックはお気軽お手軽な大人の社交場

高校の同級生(男の子)がバーのマスターをやってます。
肩肘のはらないお店で、彼の奥さまがカクテルを作ってくれて、ときどきチーママさん?がお手伝いに入ります。
スナックとは違うので、バス江よりはいくらか落ち着いた雰囲気です。

お願いすればマイクを貸してくれるときもあります。(今日はダメって言われることもあります。)
隅っこにステージがちょこんとあって、天井にモニタが取り付けられてあります。
ごくたまにしか行かないのでそんなに馴染みの人はいません。
気が向いたらお勧めのお酒を飲み、ホロリとなったらおひらきにするって感じです。
一人の時もあるし、お友だちと一緒の時もあります。
お友だちも一人で来るって言ってます。


スナックにも何度か行ったことがあって、そのお店の雰囲気はバス江とそっくりです。
お店のママが学校の先輩なので、女性のお客さんが多めなのが私にも安心です。
誰もが気ままにお酒とお喋りを愉しみにくつろぐ感じで、だいたいが顔見知りの常連さんです。
わりと賑やかで、カラオケで人気曲が流れるとわっと盛り上がったりします。
何より気負わず過ごせるのがいいですね。

だから、バス江も違和感なく観られました。
でも、男の人ばっかりだとあんな感じなのかな?
私は、エッチな話はしないし、聞きもしないのですけれど。

スナックは、ちょっとフィルターをかけるコツをつかめば、誰とでもすぐにお友だちになれます。(お近づきになりたくないケバい感じの人もいることはいます。)
バーと違うのは、生活臭がそのまま持ち込まれたり、愚痴話でお祭り騒ぎになったり、何だかんだのため息と、いきなり即席のデュエットの世界です。
そんな感じで、バス江そっくりです。

癒しなのか、発散なのか、がんばろーなのか、どんな気分でも関係なく入れるところがスナックの強み。
そして、どんな気分になって出てくるのかは入ってみないと分からないところが私の楽しみ方です。

コロナ禍でしばらくご無沙汰してますが、久しぶりに行ってみたくなりました。
さすがにアニメ談義できる人は見当たりませんが、たまにはこういう作品を肴にしてみたいものです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

つまらないので断念。歌に興味があり後から聞きましたが…

1話で断念も、歌に興味があり、後から聞きました。

 ユーチューブでノンクレジットEDとかフルバージョンとか、いくつか本作の挿入歌を聞きました。目を閉じておいでよ、ああ無情、オリビアを聴きながら、フレンズ、星空のディスタンス、夢を信じて、ロンリーチャップリン、長い夜、SFラブストーリーなどです。

 正直、声優さんがうま過ぎて、歌唱力を素人に調整しているんですよね。特に高橋李依さんは本当に「結構歌いなれて上手いけど素人どまり」感がものすごく出ていました。「高木さん」のときと比べるとそれが演技なのはあきらかです。
 そして、こういう歌に感動はありません。つまり、聞いていて心地良くなる感じではありませんでした。

 宮本侑芽さんのフレンズは「下手さ加減が下手」でしたね。要するに上手いです。斉藤貴美子さんのロンリーチャップリンは本当に無理に聞かされる不快な感じで、演技が上手すぎて聞いてられません。

 男性陣は素人にしては上手すぎる感じなのは、スナックあるあるなんでしょうか。あえてかなという気はします。夢を信じてが「ドラクエ」関連でギャグなんでしょうけどよくわかりませんでした。

 ということで「スナック」を的確に表現しすぎていて、歌そのものは歌だけ切り取ってユーチューブで聞いても楽しめません。バーチャルスナックとして没入した人にはいいかもしれませんが、キャラソンとしては「声優として上手すぎて、歌として聞いてられない」ものとなりました。




1話断念時レビュー

 スナックに通った事がある人なら面白いのかもしれません。酒を嗜まない人間からは、世の中でもっとも遠いところにある娯楽の一つでしょう。お客の実生活における孤独を感じますが、それでスナックの認識は合っているのでしょうか?連れられて1,2度行っただけなのでわかりません。

 そのスナックの「あるある」なので残念ながら共感性はゼロです。タイトルのバス江もヒロイン?であるチーママの言っていることも正直面白さを感じませんでしたので、断念です。

 ただ、最近「からかい上手の高木さん」を見ていて、声優さんの高橋李依さんのEDのキャラソンをかなりの数聞きました。

 本作のチーママでカラオケを歌うわけですが、歌い方も声も「高木さん」とは全く違っていて、全然可愛さが感じられないアラサーくらいのまあ上手いけどプロ感のない女の歌い方に聞こえるんですよね。つまり年齢に応じた声質だけでなく歌の上手さのレベルまで考えて演技ができるということでしょう。

 断念はしますが、この感じだといろんな曲を歌いそうです。すごいので歌だけ聴きにくるかもしれません。
 
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2024年1~3月クールで唯一完走?

感想を書こうと最近最終話まで視聴できた作品を探していたんですが、
続き物の作品を除いて、2024年1~3月クールの1クール作品において、
唯一完走できたのがこの作品でした。
他の作品が完走できなかった理由は、
まず、素晴らしい作品を見逃している可能性もあるのですが、
それらはキャラデザの時点で食指が動かなかったようです。
いくつかの作品については、1~3話程度見ましたが、話の構成や完成度、
キービジュでは伝わらないコスト感や歪み等が、視聴を辞めた理由ですね。
キャラデザで見逃していることについて、私の視聴の幅が狭くなったのか、
アニメのキャラデザの時代が変わったことに気付かず取り残されたのか・…
いずれにしろ、昔より視聴するアニメが減りましたね…

この作品は、「友人の好きな漫画作品」という理由で観始めたのですが、
なぜか完走できました。

コメディ作品なので作画のクオリティとかは異常には求めていませんでしたし、
ジャンルなりのストレスない作画クオリティだったと思います。

内容について、コメディであるので笑いのセンス的な話になるのですが、
当たりはずれはある内容ではありました。

基本的にあるあるネタとか、サブカル的な話が多かったのですが、
下世話な話もギャグとして用いているので、そういった話に耐性がある人だけ、
視聴者層としては残ると思います。

色々と小さい感想を書いてはみたものの、正直あるあるネタや日常の延長線上ネタは、
印象に残りにくいですね。
特に、スナックという空間で「会話」として消化されるネタは、
記憶の中で保存優先度が低いのか、ほとんど記憶に残っていない。
記憶に残っているのはゲームと絡めたネタとか各キャラの個性とか?

「この作品のココが面白かったんです!」という部分は、
スナックの会話パートの中でほとんど存在しなかったですね。

じゃあ何が楽しくて13話も観たのかというと、ED前?に入る、
登場人物達のスナックカラオケパートです。
完璧に歌いこなしたCD音源のような歌が出てくると思っていたんですが、
予想を反して、安っぽそうないかにもカラオケっぽい出力で、
声優という歌う機会もある人達が素人感のある歌声を披露しているのが面白かったです。
(もちろん素人っぽく歌う演技が入っているんだろうなという前提です)


そんな感じで、アニメでしか出来なかったであろう声優の歌謡曲の雑カラオケが一番面白かったです!
ベテラン声優さんの歌声が聴けたのも貴重で思わず笑っちゃいました!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
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